怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか[by 黒川 伊保子]
新潮社 (2004/07)
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★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『なぜ?(笑)』
┃
┃ 純粋にタイトルにひかれちゃいました
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☆気になったキーワード
『サブリミナル』 『擬音語・擬態語』
『名前は呪い』 『音のクオリア』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
┃ 『ブランドとなる音は?』
┃
┃ ネーミングの良し悪しって大きいですよね
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☆本から得た気づき
▼『気持ちの良い言葉は語りづかれる』
サブリミナル効果って聞いたことありませんか?
映画の合間に、一瞬だけ「コカコーラ」の映像を混ぜたら
映画の待ち時間に「コカコーラ」の売り上げが爆発的になった!
というあの効果のこと。
#もちろん、今は禁止されています(笑)
一瞬の映像では、脳が意識的に認識することはありません。
でも、潜在意識では認識してしまうので、「飲みたいんだ!」
という思いがわいちゃうんですね。
これは「音」でも同じこと。
音の響きが心を動かすんです。
名前って何度も繰り返し聞くものですよね?
その音が、「気持ちいいもの」かどうかによって
判断されちゃうってことなんです。
特に自分の名前は「音を出している自分」と「自分の脳」が
共鳴するから、そのイメージに自分がなってしまうんですね。
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▼『クオリア-脳に描く印象の質』
では、同じ物理現象に対して印象が個人で変わってしまうことがあるのは
なんでなんでしょう?
それは、音を聞いたときに個人がそれぞれの
主観という鏡に映すものが
違ってくるからなんですね。「主観」ですから。
そもそも脳に描かれる「印象」って何を通して入力されるか
というと、「五感」じゃないですか。
「五感」が個人個人で同じだったら、それって怖くないですか?
でも、同じじゃなかったとしても共通性ってあるんだと思うんです。
それが「音」による共通性。
やわらかいイメージを与える音、さわやかなイメージを与える音
それぞれの「文字」が発する音には、固有のイメージがある
ということを、著者の黒川さんがおっしゃっています。
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▼『まるるという名前は?』
とここまで読んだら、誰だって自分の名前を調べたくなりますよね(笑)
まるる=MARURU
を早速見てみました。
M:やわらかさ・丸さ・女らしさ
R:理知的・哲学的・弾性(流れるイメージ)
なんだそうです。
2つとも音のにごらない「清音」で、そのままのイメージを
並べると、「知性の持てるきれいな女性的イメージ」
・・・・・・・・
実物に会うたびに卒倒されそうです(笑)
ビジネス書というカテゴリーでは、実はあんまり有利ではない
名前なのかもしれませんね。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
┃ 『名前は最も繰り返し聴く言葉』
┃
┃ だからこそ、大事にしないといけません
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この本は発行数3000部突破の記念に妹よ~こ@笑顔100万ドルさんから
プレゼントしてもらった本です。それもサプライズに♪
⇒ http://plaza.rakuten.co.jp/worldgroove/
サプライズには弱いです。ありがとう♪!!
さて、この本を取り上げてみたのは、そのよ~こからのメールに
> 『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』が正しければ、
> エンビジ(理系・論理的がウリ)の内容からしたら、
> ちょっと不利な名前(響き)かもしれません。
なんて気になることが書いてあったからです(笑)
ん~。確かに論理性のみを前面にだすと、苦しいですねえ(笑)
ただ、論理・理系を紹介しつつも、それを
これまでのような論理一辺倒ではなく
ターレス今井さんがくしくも「エンビジ」を紹介してくださった
言葉にあった
その文章は今回ご紹介するなかでも屈指の砕けぶりです。
楽しみながらスイスイと読めてしまいます。
砕けていながら、ハイレベルな書評が展開されているところが
なんとも痛快で、勉強のために読むという意識をせずにどんどん
読めます。それでいて非常に勉強になるのが
この書評の優れた特色といえるでしょう。
というの目指すなら、こういう「まるるちゃん」というのもありかな?
と、思っていたところでした♪
今回の【怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか】はAmazonの書評では結構
酷評されているみたいですが、読み物として「音感」の初心者
だったまるるちゃんには結構面白かったですよ♪
実際、書いてある専門的な言葉は、いまだにわかりにくかったですけど
全体に流れる考え方に触れられたという意味で。
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