ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 [by ハーヴィ マッケイ (著), Harvey Mackay (原著), 栗原 百代 (翻訳)]
ビジネス人間学―「超」のつく成功者になる94の法則 ハーヴィ マッケイ Harvey Mackay 栗原 百代 日本経済新聞社 2006-02 posted at 2006/04/18 |
★━━━こう思ったら読め!━━━━━━━━━━━━━━━━★
『人間を学ぼう』
すべての基本です
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☆気になったキーワード
『プライベートクラブ』 『勝者を見抜く』
『億万長者をランチに誘おう』 『あらゆることは交渉可能』
★━━━━本の著者に聞きたいこと━━━━━━━━━━━━━★
『成功者になるための法則は?』
こころがけることはなんだろうか?
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☆本から得た気づき
━━━━━━あらすじ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼『いくらの価値があると思われるか』
▼『合意するために席を離れる能力があるか』
▼『人をこっぴどくしかる最善の方法とは?』
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▼『いくらの価値があると思われるか』
セールスするときに、心得ておかねばならないことがあります。
それは・・・・
あなたの提供する、サービス/モノがいくらの価値
であるのか?ということです。
え?ということは・・・実際の価値を高めていけば
いいんですね!!!
ところが、そうは問屋が卸しません(笑)
価値が高いモノを提供していても「閑古鳥」が
泣いてしまっている店やWebサイトなどというモノはよくありますよね。
実は、この価値は実際の価値ではなく
「お客様がいくらの価値があると感じるか」で決定されてしまうのです。
たとえば、オークションなんてその典型例ですが
一人しか入札者がいなければ、安い価格で落札されてしまいます
でも、何人もの入札者がいれば、そこで競争がおこり
どんどん落札価格が上がりますよね?
でもこれは無制限にあがるわけではなく、「この価値までであれば
金額が上がってもいい!」と各自が思うところまで価格が上昇するわけです。
そして競争相手がいると言うことは
「他の人もほしがるんだから魅力的なんだ!」と思わせることが
できるわけです。
ということは、実際の価値だけではなく、「これだけの価値がある!」
と思わせられるかどうかは非常に大事と言うことですね。
飲食店などで「行列」が大事だ!というのもこのあたりからですね。
よく「足元を見られる」という言葉があるかとおもいますが
これも、実際の価値が高くても、売り手の事情を見抜かれてしまうと
「それならこれだけの価値で十分だろう」と値踏みされてしまうことで
感じてもらえる価値が下がってしまうわけですから、気をつけましょう(笑)
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▼『合意するために席を離れる能力があるか』
交渉が膠着状態になってしまったときに・・・
「では、今回はやめにしましょう」と席を立つことができますか?
これができる交渉側はそれだけでパワーがあります。
なぜ???
というのも、「交渉が成立しなくてもいい」と思える度合いが
相手よりも強いと言うことですから、「交渉が成立しないと困る」
と考えている側よりも立場が強いわけです。
ですよね?「成立しないと困る」のですから「弱み」があるということ
ですから。
となると、席をいったん立って、戻ってきてみると
「交渉を成立させたい側」から席を立つ前よりも有利な条件が提示
されていることが、多いのです。
でも、むやみに席を離れろ!といってるんではないですよ(笑)
そうじゃなくて、「ここが認められなければ席を立つ」と
前もって、
・絶対譲れないモノ
・条件次第では
という線引きをきちんとしておけ!ということなんです。
これができていれば、絶対に譲れないモノが出てきた時点で
すぱっと席を立つことができますよね。
交渉だけをただ続けていると「ここまで労力を投資したんだから」と
「成立」させることが目的になっている人がたまにいますが
目的は、【交渉が成立した後】そこから得られる成果であるはず。
まるるちゃんも、その傾向があるので自分への言葉ですが
「自分が過去にした投資=資金・時間・労力」への思い入れを
もう少し少なくして、将来の費用対効果をきちんとみていくように
しないといけないなあ~ってね。
心がけます(笑)
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▼『人をこっぴどくしかる最善の方法とは?』
「しかる」のはなんででしょうか?
部下がミスを犯したからですか?
部下がミスを犯したので、上司である自分がむかつくからですか??
そんなときは・・・・・思いっきり自分のやりたいように
してください(笑)
でも。。。その後の人間関係は最悪でしょうね(^^;;)
実は効果的なのは、そのどちらでもないときです。
どんなときか?というと・・・
部下がミスを繰り返さないようにしかる
このときに、とても効果的なしかり方があります。
それは・・・・・・
↓
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「部下に上司の立場に立たせる」こと。
自分が部下の席に座って、「××のようなミスを犯した部下を
上司の立場になってしかりなさい」というのです。
すると・・・きちんと【部下】をしかることができる【上司】は
次から同じミスを犯す可能性が激減します。
だって、自分がしからないといけないのですから
「なぜしかるの?」と理由・論理立てを考えますよね?
ということは自分が上司から一方的にしかられるよりも
遙かに得るモノが多いわけです。
著者曰く「私が部下に対して怒るよりも、遙かに強い調子で
しかった部下が何人もいた(笑)」とのこと。
それでも、今後のことを考えたら我慢できることかもしれませんね。
上司としては得られるモノが遙かに大きいですから。
★━━━この本を読んで自分が決意したこと━━━━━━━━━★
『にっこり笑って「ノー」といおう』
いえないと、いつまでたっても相手のペース
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これが苦手なんですよね~まるるちゃん(笑)
どうも「摩擦」を起こすのが嫌いなたちでして・・・
でも、それによって自分だけが我慢する関係は健全ではないと
ある時に、気がついたんですね。
それからは、できないことに関しては「ノー」とお断り
するようにしています。
そうでないと、たとえばビジネスであれば際限なく値下げを
しないとサービスが提供できなくなります。
すると・・・ある特定のお客さんだけを不当に優遇する
ことになり、それが万が一ばれてしまったときには・・・・
他の方からの一番大事な信用を一気に失ってしまいます!
それって、なんのために「ノー」といわずに我慢していたのか
わかりませんよね。
もちろん「ノー」というためには、いえるだけの環境を
自分の方で整えておく必要があります。
たとえば、お客様の値引きのご要望をお断りするためには
お一人のお客様の無理を聞かなくても十分に売り上げを
たてられるような状況を作らねばなりませんよね?
一度値引きすると言うことは、その体力をつけるための原資を
自ら削ってしまうのですから、本当に注意しましょう~。
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